中日ドラゴンズの二軍拠点としても最適!?・・・名鉄春日井駅周辺区画整理事業 2026年1月
春日井市の主要鉄道というとまず思い浮かぶのはJR中央線です。「勝川駅」、「春日井駅」、「神領駅」「高蔵寺駅」の4駅があり、いずれもの駅も一日3万人前後の乗降客を誇っていて、春日井市もこの中央線沿線を中心に街が大きくなっています。
このJR中央線は主に春日井市東部が沿線となりますが、西部地域が名鉄小牧線の沿線となります。JR中央線に比べて極端に利用者が少なく、知名度も低い路線ですが、小牧線の「名鉄春日井駅」では現在、大規模な駅の改良工事とともに周辺で土地区画整理事業が行われていて、大きく生まれ変わろうとしています。現在進められている計画の概要と、現地の様子をお伝えします。
名鉄春日井駅の駅施設整備工事と春日井西部(第一・第二)土地区画整理事業の概要
名鉄春日井駅の乗降客は一日平均2,719人(2022年)。名鉄小牧線のなかでも利用客が少ない無人駅です。

名古屋市北区の「上飯田駅」と「犬山駅」を結ぶ名鉄小牧線は、以前はローカル色の強い鉄道でしたが、2003年に「上飯田駅」と地下鉄名城線の「平安通駅」を結ぶ上飯田線が開通し、直通運転が開始されて以降、徐々に名古屋市内への通期路線としての性格を強めてきました。こうした環境下で現在、名鉄春日井駅では駅の改良工事と周辺の土地区画整理事業【春日井西部(第一・第二)土地区画整理事業】が行われています。
①名鉄春日井駅の駅施設整備工事
名鉄春日井駅の整備工事では、一面ニ線の島式ホームから、二面二線の相対式のホームにに改良されるほか、東口、西口双方に、駅舎や駅前広場を整備する計画です。また駅東西駅前広場をつなぐ自由通路も整備され、駅施設のバリアフリー化も行われます。

駅施設および自由通路整備にかかる全体事業費は46億9600万の一大事業になります。
②春日井西部(第一・第二)土地区画整理事業
駅の整備工事にあわせ、現在、周辺では土地区画整理事業が進められています。該当面積は駅の周辺107.6ヘクタール。

駅前空間の整備による賑わいの創出とともに、緊急車両の通行が困難な地域の解消、排水施設の整備による浸水被害の防止などを目的とした区画整理事業です。
計画では事業の完成により、域内人口を従前前の4,067人(2023年度)を2028年に7,041人に、名鉄春日井駅の乗降客数を現在のほぼ倍の5,100人/日に引き上げることを目標にしています。
現地の様子
現地では2024年度から駅施設の整備と土地区画整理事業の工事が並行して行われています。このうち春日井駅では着々と新しいホームの工事が進められています。

写真右側が現在使用している島式のホーム。左側が新設される相対式ホームです。間を通る線路は小牧方面に向かう下り線です。こちら側のホームはすでにほぼ完成しているようにみえます。

反対側、上り線の建設予定地です。こちらのホームはまだ工事中です。橋脚のようなものもつくられています。駅をまたぐ形でつくられる自由通路の橋脚でしょうか?

区画整理域内となる駅前には広大な更地が広がっています。

すでに道路の建設もはじまっています。
駅の整備は2027年度まで。区画整理事業は2028年度までの予定です。
中日ドラゴンズ二軍拠点誘致の可能性は!?
プロ野球中日ドラゴンズは去年(2025年)、現在のナゴヤ球場から2軍拠点を移転する方針を決め、東海地方の自治体を対象に移転先の公募を実施すると発表しました。
中日ドラゴンズ2軍拠点移転構想についてはこちら
この発表を受け、津島市、小牧市、桑名市などなど・・・県内外の多くの自治体が誘致の表明をしています。春日井市も去年(2025年)12月の市議会で市長が「夢のある魅力的な構想」と誘致に前向きな姿勢をみせています。
中日ドラゴンズが移転の条件としたのは、主に以下の3つです。
①1軍本拠地「バンテリンドームナゴヤ」から車で一時間以内
②用地面積6万㎡(6ha)以上(メイン・サブ球場、室内練習場、選手寮、クラブハウス用)
③公共交通機関でアクセスしやすいところ
実現性の有無は別にして、今回の区画整理用地はこの3つの条件すべてに合致していて、あくまで個人的な意見ですが、中日ドラゴンズにとっても極めて魅力的な土地だと思います。
ただ、そもそも区画整理自体、住宅整備の目的で行われていると思われる上、すでに道路整備が進んでいるなどかなり高いハードルがあるかと思いますが、検討の余地があるのではないかと思います。
いずれにしても、今後大きく生まれ変わる名鉄春日井駅周辺から目が離せません。