躯体工事が着々と・・・「御園糸ビル(【仮称】栄一丁目ビル)」建設工事 2025年12月
中区栄一丁目。御園座の南側の敷地で、老舗呉服店「松本糸舗（まともといとみせ）」の建て替え工事が行われています。建て替えによって、ビルは大幅にグレードアップする予定。前回投稿から４か月。前回投稿時はまだ工事が始まっていませんでしたが、現在、工事は大幅に進んでいます。
「御園糸ビル(【仮称】栄一丁目ビル)」建設工事の前回投稿はこちら
計画の概要
「松本糸舗」は1897年創業。創業120年を超える歴史ある呉服店です。旧店舗の築年数はわかりませんが、旧店舗は地上６階建て。建て替えにより建設される新ビルは地上13階、地下１階、高さ43.33ｍです。建て替えによりビルは大幅にグレードアップされます。
現場には完成予想図が表示されています。
新ビルは「御園糸ビル」と命名されているようです。掲示を見る限り、４階までは商業フロア、５階から上は賃貸マンションになると思われます。名駅地区と栄地区の中間にあたり両地区まで地下鉄で一駅という好立地なだけに、近年、この一帯はマンションを中心とした住宅需要が旺盛です。また商業施設のテナントも募集しています。現場は御園通商店街の中心です。新たなテナントが入れば周辺はさらに賑やかになりそうです。
工事の状況
現在は急ピッチで工事が進んでいて、現場では躯体がぐんぐん上に伸びています。
躯体はグレーのシートに覆われていて詳細が確認できませんが、躯体の高さをみる限り現状８階～９階あたりを建設中だと思われます。今後、おそらく躯体はもう一伸びするのではないでしょうか？
狭い路地を挟んだ北向かいには、2017年竣工の「グランドメゾン御園座タワー」(地上40階、地下1階、高さ、160m)がそびえます。「御園糸ビル」の完成で、地区の集積はさらに進みます。路地を挟んで高層の建物が犇めく光景はこれまで名古屋にはあまりありません。
完成は2026年8月です。