ついに足場が設置・・・「久屋中日ビル」解体工事 2025年10月
広小路通と久屋大通が交わる広小路久屋の交差点から、久屋大通沿いを数百m南にいった中区栄四丁目。かつて旧電通中部支社ともなっていた「久屋中日ビル」の解体されることになりました。現場では本格的な解体を前に、建物の周囲に足場が組まれはじめました。
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低層階から中層階にかけて足場が設置されています。竣工は1989年と、解体するビルにしてはまだ比較的新しいビルです。
もとは電通中部支社でしたが、2016年に電通中部支社が名駅の大名古屋ビルヂングに移転する際に、中日新聞グループの中日ビルディングに売却されていました。その後は、栄のランドマークとなっている中日ビルディングの建て替え工事の際に、テナントの仮移転先として活用されてきましたが、24年春の新中日ビルディングのグランドオープンを受けて”お役御免”となり、その後はビルが活用されることなく、ひっそりとしていました。

所有者はテナント退去後に積水ハウス名古屋マンション事業部に移っているようで、解体も積水ハウスの名古屋マンション事業部が手掛けているようです。跡地利用については明らかにされていませんが、将来的にはほぼ間違いなく、”グランドメゾン”ブランドの高層タワーマンションが建設されるものと思われます。

写真左端の超高層ビルは2024年グランドオープンした中日ビルディングです。現場はまさに栄の”ど真ん中”。目の前には久屋大通公園が広がっている上、久屋大通を渡った向かい側には松坂屋や三越などのデパートをはじめとした栄の繁華街が広がっています。完成すればかなり人気の高いマンションになりそうです。
敷地はあまり広くなく、あまり大型のマンションは難しいのかもしれませんが、このところ名古屋市内で積水ハウスが計画を発表しているマンションの多くがいい意味で期待を裏切ってくれています。今回も、あっと驚く規模のマンションを期待したいです。