すでに躯体は最上階・・・「名古屋第4合同庁舎」建設状況 2025年10月
名古屋の官庁街の中区三の丸は、県庁や市役所のほか、国の出先機関などが集結する”官庁街”です。エリア内の官舎の多くは竣工から50年以上経過しているものが多く、建て替えの時期を迎えていますが、建て替えに際しては建物を高層化することで機能が集約され、順次建て替えが進むものとみられます。
旧「ゆうちょ銀行名古屋貯金センター」跡地では現在、建て替えの第一弾として「名古屋第4合同庁舎」の建設が進められています。

地上11階、地下1階、高さ48.53m。前回投稿から約半年。躯体工事は終盤に差し掛かっていて、すでに躯体は最上階まで伸びているとみられます。建て替え前の旧「ゆうちょ銀行名古屋貯金センター」は地上5階建て。建て替えにより大幅に”高度化”が進むことになります。
「名古屋第4合同庁舎」の前回投稿はこちら

新庁舎には、東海農政局や中部経済産業局など周辺などに点在している5つの機関が集約されます。
このうち中部経済産業局は、建設中の新庁舎の東隣にあります。

現中部経済産業局は地上4階建て。おそらく新庁舎に機能が移転された後には建物が解体され、新たなビルが建設されるとみられます。

一方、同じく集約される「東海農政局」は移転後、現庁舎の跡地は名古屋市が買収し、金シャチ横丁のエリア拡大用地となります。
正直現在は無機質な庁舎が建ち並ぶだけの三の丸地区。建て替えにより、街がどのような形に生まれ変わるのか?見守り続けたいと思います。