躯体工事は着々と・・・「中川運河堀止ホテル他【仮称】」建設工事 2025年8月
かつては東洋一の大運河ともいわれ、名古屋港と名古屋の中心部を結ぶ水運として活用されてきたこの中川運河。水運としての役割を終えたいま、名古屋市は「人を呼ぶ運河」としての再生を目指しています。
その開発の”手始め”として現在、運河のスタート地点となる堀止地区周辺の賑わい創出をめざす再開発事業「中川運河堀止地区開発」(NAKAGAWA CANAL DOORS【仮称】)がスタートしています。

このうち堀止地区の東側では、再開発の核ともなる「中川運河堀止ホテル(仮称)他」の建設が着々と進んでいます。

地上3階、高さ16.010メートル。前回投稿から約2ヶ月。工事は着実に進んでいるようで、骨組みはすでに最上階まで組まれています。
「中川運河堀止ホテル他(仮称)」の前回投稿はこちら
建築主はJR東海グループの「名古屋ステーション開発」。ホテルや飲食店などが入る施設です。ホテルの運営をするのは「SETRE(セトレ)」というブランドで西日本を中心にコミュニティ型ホテルを展開するホロニック(神戸市)という会社です。
客室数は25室と小規模なホテルになりますが、宿泊自体が”旅の目的”となるような、高付加価値型ホテルを目指すということです。たしかにイメージ図をみる限り、たしかに一度は宿泊したくなるようなホテルです。

「中川運河堀止ホテル(仮称)他」の完成は2026年3月です。
一方、堀止地区の北側。名古屋高速の高架下でも工事がはじまりました。
こちらにも店舗や事務所が建設され、賑わいが創出される予定です。
名古屋市は水辺周辺の開発が遅れていて、これまで他の大都市に比べて、ウォーターフロントが”貧弱”でしたが、今回の堀止地区の再開発により、名古屋にこれまでなかったような都市景観が生まれることを期待したいです。