外装工事も終盤・・・「栄トリッドスクエア」(【仮称】S2計画)建築工事 2025年7月
栄の中心部。愛知芸術文化センターの南向かいで建設が進められている「栄トリッドスクエア」(【仮称】S2計画)。ノリタケ、鹿島建設、第一生命の3社がかつて所有していたそれぞれの自社ビルを解体し、跡地を一体開発して高層オフィスビルを建設している大規模再開発計画です。地上19階、地下1階、高さ97.37m。前回投稿から一ヶ月。すでに躯体は最上階に達していて、外装工事も終盤に差し掛かっています。
「栄トリッドスクエア」(【仮称】S2計画)建設工事の前回投稿はこちら

低層階と最上階を除き、外装工事はほぼ完成しています。建て替え前の3棟はいずれも5階~11階建ての中層ビル。再開発によりビルは大幅にスケールアップしています。
外壁は、ノリタケが日本に初めて製造に成功した「ボーンチャイナ」から着想を得ているとのことです。「ボーンチャイナ」とは、現在量の一部に牛の骨灰(こっかい)を使用した陶磁器で、透光性にすぐれ柔らかな艶があるのが特徴。乳白色の柔らかな色調が特徴のビルとなっています。
1階から2階部分の外装・内装工事はこれからといったところ。ビルの”顔”ともなる1階エントランス部分には天然木を取り入れた自然を感じる内装デザインが施されるほか、ノリタケの初期の製品「オールドノリタケ」も展示されるということです。
また2階部分には屋外テラス付「プレミアムオフィス」や入居者専用の「ワーカーズラウンジ」などが設置されます。


「屋内テラス」、「ワーカーズラウンジ」ともにかなり洗練された空間です。テナントを募集する際にも”大きな武器”になりそうです。
ビルの竣工は半年後の2026年3月の予定です。