旧「名古屋競馬場跡地」で再開発に向けた造成工事がスタート 2025年5月
あおなみ線「港北駅」の南東。旧名古屋競馬場の跡地。バンテリンドーム3個分の大きな敷地に中部電力グループなどが中心となり大型マンションや商業施設など大規模な再開発が進められる予定です。

商業施設や住民施設のほかに敷地内の南西、上の地図の区域1のエリアでは現在小牧市にある誉高校も移転してくることになっています。
現地の様子をお伝えします。
前回投稿から約5ヶ月。前回投稿時と同様、旧競馬場の面影は残されておらず広大な更地が広がっています。
旧名古屋競馬場跡地の前回投稿はこちら
見た目は大きな変化はありませんが、前回投稿時は地下埋設物の撤去工事。現在は土地の造成工事へと移ってきているようです。旧競馬場跡地であることを考えると水道の引き込みや排水など一から再開発に向けた準備をしなければなりません。
よくみると、現場のところどころで盛り土がされているのも確認できます。現場に設置された看板によりますと、造成工事は2026年(令和8年)3月19日まで。その後、2027年夏ごろから徐々に建物建設工事がはじまり、2029年頃に”まちびらき”の予定のようです。
元来の計画では2026年に愛知・名古屋で行われるアジア競技大会の選手村として使用され、その後、中電グループなどに引き渡される予定でした。ただ愛知県と名古屋市などでつくる大会組織委委員会は2023年、建設費の高騰を受けて計画を断念。その跡地利用についてどのうような影響がでるのか注目が集まっていましたが、現在までのところ跡地開発に大きな影響はないようです。
”まちびらき”まであと4年~5年。まだまだ息の長い計画です。今後も折をみて計画の進捗を見守っていきたいです。