あおなみ線「野跡(のせき)」駅前に冷凍自動倉庫が建設へ 2025年5月
あおなみ線の終着駅「金城ふ頭」駅から一駅北にいったところ。「野跡(のせき)駅」の駅前で活用が検討されていた市有地が売却され、”冷凍自動倉庫”が建設されることが明らかになりました。

「LOGI FLAG TECH 名古屋みなとⅠ」。
敷地面積7083.32㎡、建築面積は4890㎡。
”冷凍自動倉庫”というのは、冷凍環境に対応した立体自動倉庫で、過酷な労働環境になる冷凍倉庫内での作業を極力自動化することによって、効率的で正確な荷捌きが可能になるということです。開発は不動産コンサルティングの霞が関キャピタルがプロジェクトマネジメントを行う特定目的会社「エルオージェイ2」が進めています。
昨今、大都市周辺に建設されている通常の巨大物流倉庫の規模に比べれば小ぶりですが、倉庫の高さは32.50mにのぼります。ただフロアーは地上2階建て。倉庫内が完全自動化されるからでしょうか?かなり特殊な建物です。
現地の様子です。

敷地の周囲がフェンスに覆われ、複数のクレーンが稼働しています。着工は2025年1月。現在は基礎工事の真っ最中です。
写真左はあおなみ線「野跡(のせき)」駅です。計画地はまさに”駅前”。野跡駅ほ1日の平均乗降客数は1,600人。あおなみ線の全11駅のなかでも最も乗降客が少ない駅です。ただ、駅前はほかにも未開発の用地が数多く残されていて、今後、大きなポテンシャルがある地域です。
今回、建設される施設には物流機能だけでなくカフェやマルシェなども併設される予定だということ。施設のオープンで、駅前が少しでも賑やかになることを期待したいです。