名駅とささしまライブを結ぶ地下通路の整備がスタート
名古屋市は先日、名古屋駅の南側と「ささしまライブ」を結ぶ地下通路を整備する方針を明らかにしました。
整備がされるのは、笹島交差点の南側からささしまライブの北側の道路の間の約300m。地下通路の幅は8.5m。通路には長さ200mの”動く歩道”も整備される予定だということです。

総事業費は295億円。現状の計画では、災害時の避難場所としても利用できるようトイレは整備されるようですが、通路の両脇に店舗スペースはなく、”地下街”は整備されないようです。
着工は2027年度以降、完成予定は2032年度の予定です。
2017年のささしまライブのまちびらき以降、歩行者の混雑が激しくなっていて、下広井交差点近辺では、通勤や通学時間帯に信号待ちをする人で長蛇の列ができているということで、こうした混雑解消が地下通路の大きな理由のようです。

ただ計画図を見る限り、地下通路が伸びるのは笹島交差点の手前までのようでいかにも中途半端な気がします。名古屋市は先日発表された名鉄の駅前再開発ビルと地下で繋げ回遊性を高めるとしていますが、笹島交差点を超えてサンロード名駅地下街までつなげた方がより回遊性が高まるのでは?とも思います。
また地下通路の店舗設置については、採算性の観点で断念したのではないかと思います。ただあくまで私の個人的な意見ではありますが、無機質な地下通路にするだけでなく、プロジェクションマッピングなどによる華やかな演出なども検討していただけるととも思います。