経営危機からの復活「MTG」新社屋の建設がようやくスタートへ 2025年2月
JR熱田駅の東。熱田区三本木町の旧「神宮東ハウジングセンター」跡地。新興企業の「MTG」の本社移転計画が頓挫していたことから、長く”塩漬け”になっていましたが、来月（2025年３月）に新本社の建設が始まるようです。
敷地面積は14万412.93㎡。バンテリンドーム1.5個分の広大な敷地です。
MTGはトレーニング用品の「SIXPAD（シックスパッド）」や、美容用品の「ReFa（リファ）」などの機器を開発した中村区本陣に本社のある新興企業。2018年に東証マザーズ市場に上場するとともに、この土地に本社を移転する方針を打ち出していました。しかしその直後、反日感情の悪化によって韓国の不買運動のあおりを受けたほか、中国子会社の不正経理なども発覚し、一時、経営危機に陥ったことから本社移転計画も頓挫していました。
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しかしその後、徐々に経営が立ち直り、現地にこの度、工事の開始を告げる建設予定看板が設置されました。
地上６階建て、高さ33，80ｍ。計画では本社機能た研究開発拠点だけでなく、スパやジム、それに美容や健康に特化した飲食店舗なども整備されるということです。敷地の南には来月から新しい四季劇場の建設も始まる予定です。現在、周辺は人通りや車通りも少なくひっそりとしていますが、一気に騒がしくなりそうです。
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一つ気になるのは現地へのアクセスです。現場のすぐ西にはJRの熱田駅がありますが、反対側しか駅の出入口がなく、JR東海道線や名鉄本線などの複数の線路に阻まれ、直接駅にはいけない構図になっています。
このためせっかく駅近でも、実質的には駅の利用がしづらくなっています。実現性は厳しいかもしれませんが、今後、MTG本社ビルの稼働、新四季劇場の完成に合わせてホームと駅の東側に連絡橋をつくり、駅の東側にも入口がつくられることを期待したいです。
いずれにしても大きく変化しそうな熱田駅東地区。これからも今後の変化の様子を定期的にお伝えしていきたいと思います。