建物はすべて解体完了・・・「名古屋競馬場」跡地 2025年1月

建物はすべて解体完了・・・「名古屋競馬場」跡地 2025年1月

あおなみ線「港北駅」(名古屋競馬場前駅)の東南、名古屋競馬場の跡地。2022年4月に競馬場が弥富市に移転してから3年弱。旧競馬場の建物はすべて解体が完了し、現地には広大な”更地”が広がっています。

名古屋競馬場跡地(12月27日 撮影)

かつて競馬場だった面影はありません。敷地面積はバンテリンナゴヤドーム3個分に相当する約15ヘクタール。見渡す限り広大な空き地が広がっています。

前回投稿から約半年。競馬場の解体工事が進む中、敷地北側のメインスタンドだけはしばらく場外馬券売り場として残されていましたが、昨年(2024年)2月、敷地の南東にあたらしい場外馬券売り場「サンアール名古屋(J-PLACE名古屋)」がオープンし”お役御免”となりました。半年前の前回投稿時には、”お役御免”となった旧場外馬券売り場の解体工事が続いていましたが、今回撮影時にはその解体工事も完全に終了していました。

名古屋競馬場解体工事の前回投稿はこちら

2024年2月にオープンした「サンアール名古屋」(J-PLACE名古屋)

当初の予定では、跡地は2026年に名古屋で開催されるアジア大会の”選手村”として活用した後、中部電力グループなどが再開発し、複合商業施設や分譲住宅が整備されるほか、現在、小牧市にある誉高校が移転して新校舎を建設する計画となっていました。

再開発ゾーンイメージ
分譲住宅 完成イメージ
商業施設イメージ
戸建てイメージ

しかし、愛知県と名古屋市でつくるアジア大会の大会組織委員会は、おととし(2023年)3月。物価高などにより開催経費が大幅に膨らんでいるとして選手村の建設を断念する方針を打ち出しました。この選手村断念が、その後の再開発計画にどの程度影響があるのか?それともたいした影響がないのか?明らかにされていません。現地ではとりあえず今年(2025年)3月まで地下埋設物の調査が行われるということで、しばらくは現地で大きな動きがないかと思いますが、今後の動向について注意深く見守っていきたいと思います。

 

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