地区の起爆剤に!?四季劇場が熱田に移転へ
日本を代表するミュージカル劇団「劇団四季」。その「劇団四季」の名古屋劇場が、熱田区に移転することが発表されました。現在、名駅南にある劇場の土地契約終了に伴うものだということです。
移転先は熱田区三本松町。日本車輌製造本社の北側の敷地です。
敷地面積は4296.46㎡。現地には広大な更地が広がっています。
すでに建設予定看板も設置されています。
地上3階、高さ28.3m。今年(2025年)3月に建設が開始される予定です。現四季劇場の収容人数は1200人ですが、新劇場は1300人とややグレードアップするようです。
熱田地区は、昨年(2024年)名鉄神宮前駅前に、商業観光施設の「あつたnagAys」がオープンするなど大きく変化し始めています。名古屋の四季劇場の年間集客は25万人。新劇場の移転は2026年夏以降ですが、移転により周辺はさらに大きく活気づきそうです。
この四季劇場の移転に加え、すぐ北側の敷地でもMTG新本社の建設がようやく3月からスタートしそうです。
新社屋建設予定地として、2017年10月に用地を取得してから丸7年。コロナ禍などの影響で、経営不振に陥っていたことから新社屋建設計画が”塩漬け”になっていましたが、見事に復活し、いよいよ新社屋建設が動き出すようです。MTG新社屋の建設スタートについては後日、稿を改めてお伝えしたいと思いますが、こちらも周辺に及ぼす波及効果は大きいと思われます。
MTG新社屋建設計画についてはこちら
新劇場にMTG本社の移転・・・。今後、この地域からますます目が離せません。
もう一つ気になるのが、現四季劇場の跡地利用です。
現在の名古屋四季劇場があるのは、中村区名駅南2丁目。近くに鉄道駅がなく若干、交通の便の悪いところですが、名駅まで約1キロと名駅徒歩圏内です。
名駅南地区は今年3月に名古屋市が「名駅南まちづくり方針」を打ち出すなど、今後、大きなポテンシャルがある地域です。今後、跡地がどのように活用さるかについても注視していきたいと思います。