いよいよホテル建設がスタート 「中川運河堀止地区開発」(【仮称】NAKAGAWA CANAL DOORS) 2025年1月
名古屋駅から南に約1キロ。ささしまライブの南側にある中川運河堀止地区では現在、再開発「【仮称】NAKAGAWA CANAL DOORS」計画が進んでいます。
かつて「東洋一の大運河」と称され、名古屋港と都心を結ぶ水運の軸となっていた中川運河ですが、時代の流れで水運の役割を終えています。そのようななか名古屋市は現在「人を呼ぶ運河」への転換を図っています。堀止地区の再開発はその”手始め”となるもので、堀止の東側にはホテルなどが入る中核施設が建設されます。
「中川運河堀止ホテル(仮称)他」。地上3階、高さ16.010メートル。JR東海の子会社「名古屋ステーション開発」が建築主となり、ホテルの他、飲食店が入る施設になります。ホテルを運営するのは神戸などで「SETRE(セトレ)」というブランドで西日本でコミュニティ型ホテルを展開するホロニック。部屋数は25部屋と少数ですが、宿泊自体が目的となるような”高負荷価値型”ホテルを目指すということです。
現地では昨年(2024年)11月から、ホテル棟の建設がはじまりました。
現地では基礎工事がはじまっていて、杭打ちが行われています。
ホテルの完成は2026年3月です。さらに今年(2025年)春には、堀止地区の北側で店舗や事務所などが入る施設の建設がはじまる予定です。
街の中心部がやや内陸にあることもあり、ウォーターフロントの開発があまり進んでいない名古屋市ですが、数少ない”都心の水辺”として、大勢の人で賑わうような再開発になることを期待したいです。