中区栄一丁目。御園座の南側路地で老舗呉服店「松本糸舗(いとみせ)」の建替え工事がはじまっています。
1897年創業。120年以上の歴史がある老舗呉服店です。現在は旧店舗の解体が終わり、現地には”更地”が広がっています。旧店舗の建替えはおととし(2022年)頃からはじまっていました。現在はここから少し南にいったところで仮店舗を営業しています。
新ビルの建築に向け、現地には建築予定看板が建てかけられていました。
「【仮称】栄一丁目計画」。地上13階、地下1階、高さ43.33メートル。建替え前の建物が地上6階建て程度の低層の店舗兼雑居ビルでしたので、建替えにより大幅にグレードアップするようです。
「用途」の欄には「店舗・共同住宅」と書かれています。低層階に本店が入り高層階がマンションになるようです。
周囲は御園通商店街でこのほかにも飲食店など歴史のある老舗がたくさんあり、それらの多くは低層かつ老朽化した建物です。地下鉄「伏見駅」からも近くポテンシャルが高い一帯なだけに今後もこうした建替えによるグレードアップが断続的に行われるのではないでしょうか?