順次 明るい雰囲気に・・・地下鉄「上前津駅（名城線エリア）」リニューアル工事 2024年７月
開業から60年以上、”市民の足”としての役割を果たしてきた名古屋市営地下鉄。先行して整備が進められてきた東山線や名城線などでは老朽化している駅も多く、順次、リニューアル工事が進められています。
その第一弾として昨年までで千種駅のリニューアル工事が完了していましたが、現在は「上前津駅」でリニューアル工事が進んでいます。
千種駅リニューアルについてはこちら
大須商店街の最寄駅「上前津駅」。名城線と鶴舞線が交差し、地下鉄駅では11番目の48000人の乗降客が利用する要衝駅の一つです。リニューアルは築55年が経過した名城線エリアで進められています。
リニューアルの対象となるのはホーム階、コンコース階、出入口通路などの壁、床、天井などです。コンコースでは床、天井ともに整備が終わっているところとまだ整備が終わっていないところがまだらに存在しています。
改札口周辺はすでに整備が終わっているようです。床面と天井をリニューアルするだけで、雰囲気がかなり明るくなります。
ホームは一部の床面だけ整備が進められていました。こちらも整備が進んでいるところとあまり進んでいないところが、”まだら”になっている印象でした。
ホーム壁面の整備もこれからです。
上前津駅のリニューアル工事は2024年10月まで。地下鉄駅のリニューアル工事を巡っては同じ名城線の「名城公園駅」や「栄駅」でも進められているほか、東山線「星ヶ丘駅」のリニューアルも予算化されています。
一駅あたり20億から30億ほどかかる地下鉄駅のリニューアル工事。依然、2000億円を超える累積赤字がある名古屋市営地下鉄ですができる範囲でこうしたリニューアルを順次進めることで、利用者の気持ちも明るくなるような地下鉄整備を目指していっていただきたいです。