名古屋で今最もアツい！？「名古屋市政資料館」に大勢の観光客
東区白壁一丁目にある名古屋市政資料館。1922年に建設された洋館建築で重要文化財にも指定されている建物です。これまで地元名古屋市民でもあまり知られていなかったスポットですが、ここ最近、連日、大勢の観光客が詰めかけています。
建物の外観を見て「ピン」と来た人もいるかもしれません。現在放送中のNHK連続テレビドラマ小説（朝ドラ）「虎に翼」のロケ地となっています。伊藤沙莉さん主演。日本で初めて法曹界に飛び込んだ女性の物語で、名古屋市政資料館は東京裁判所として登場します。
ドラマでも登場する”裁判所”の中央階段にはでは観光客が思い思いに記念撮影をする姿がみられます。
同じくドラマに登場するステンドグラス。”公平”の意味を示す天秤が描かれています。
建物は1979年（昭和54年）まで、実際に裁判所として使用されていました。ドラマのモデルとなった三淵嘉子（みぶちよしこ）さんもかつて判事としてこの建物で勤務をしていたこともあったようです。
館内では当時の法廷も再現されていました。若干驚いたのはその配置です。弁護人は今と同じように、邸内の側面に席があったようですが、検事は正面の一番左端。裁判官と肩を並べる形で一段高い場所から被告人や弁護人を見下ろしていたようです。検事と弁護人同等の扱いではなかったのかもしれません。
当時、弁護士や裁判官が身に着けていた法服（ほうふく）も展示されています。こちらもドラマで忠実に再現されています。
現在はその名の通り市の歴史を知ることができる様々な資料が展示されいてる同施設。かつての名古屋の街をうかがい知ることができる写真パネルも数多く展示されています。
入館料は無料。ドラマによるブーム到来で昨年比で倍以上の観光客が詰めかけているという同施設。一度は訪れてその魅力を堪能してみてはいかがでしょうか？