名駅南に広大な空き地が出現・・・跡地開発の行方は！？ 2022年12月
中村区名駅南4丁目。名古屋駅からおよそ1キロほど南にいった名駅通り沿いに広大な”空き地”が出現しました。
香川県高松市に本社のある仏壇・仏具の製造販売の旧「すゞや名古屋支店」跡地です。名古屋支店の機能はすでに南区星園町に移転していて、これまで旧社屋の解体工事が進められていました。
名駅通りを挾んだ向かい側にはJR在来線と名鉄の高架線路が走っています。構想段階ではありますが、この高架線路沿いにJR、名鉄の笹島新駅をつくる計画があります。実現性はやや低いかもしれませんが、ここに駅ができれば、今回とりあげている旧「すゞや名古屋支店跡地」はまさに”駅前”となり、一気にポテンシャルがあがりそうです。
敷地南西側からの写真です。写真奥には2023年竣工予定の超高層タワーマンション「NAGOYA the TOWER」(【仮称】名駅南二丁目計画新築工事)の建物がみえます。
名古屋駅から徒歩圏内でありながら再開発が遅れていた名駅南地区ですが、名古屋市は今年(2022年)10月末、名駅南地区のにぎわい創出に向けた懇談会を設置しました。今後、スタートアップ企業の拠点を目指すなど、市としても重点的に開発を促す地域となるようです。旧「すゞや名古屋支店」跡地利用について「自社で利用する方針」(建通新聞)とされているだけで、詳細は公表されていませんが、かなり高いポテンシャルがある土地だけに、今後の成り行きに注目したいです。