名鉄レジャックが閉館へ・・・「名鉄名駅再開発」の行方は!?
名古屋駅から名駅通りを少し南に向かったところ。広小路通りと交わる「笹島」交差点の南西門。名鉄グループが運営する商業ビル「名鉄レジャック」が、来年(3月)末で閉館する事が、各種報道で先日明らかになりました。
開館は1972年11月。「世の中の『レジャー』を一つのビルに集めて『ジャック』する」という思いを込めてつけられた名称のようで、飲食店やボウリング場などがあり、80年代にはディスコなどもあったレジャービルです。
かつては「レジャック行ってあ~そぼ」をキャッチフレーズにしたテレビCMも放送されており、名駅地区のランドマークの一つでしたが、名駅地区に超高層ビルが次々に建設されるにつれ同地区でのレジャックのプレゼンスも徐々に低下していきました。
そしてなんと言っても気になるのは、名鉄の再開発計画です。名鉄百貨店やメルサなど名駅地区の400メートルを大規模再開発する計画で当初は2027年の完成を目標に計画が進められてきましたが、コロナ禍を受け今後の社会状況を見極めたいとして一時凍結となっています。
レジャックもこの再開発計画の一部になっていますが、おそらく2023年の閉館後は再開発に向け建物の解体がはじまるのではないでしょうか?
一方同じく再開発計画の一部になっている名鉄百貨店は新たに大規模改装を実施し、2024年まで営業を継続することを発表していますが、逆に言うと営業は2024年まででその後、建物が解体されるのではないかと思われます。
再開発計画について名鉄は2024年をめどに新たに方向性を打ち出し、2030年をめどに駅機能の整備完成させる方針です。まだまだ息の長い事業ですが、計画は進められれば名駅地区がさらに大きくグレードアップすることが間違いありません。
「名鉄レジャック」閉店後の様子はこちら