昭和の巨大団地「UR又穂団地」が解体 再開発の行方は?2022年5月
西区又穂町2丁目。地下鉄鶴舞線「庄内通駅」から数百メートル東に行ったところ。URの前身である日本住宅機構が昭和42年に開発した「又穂団地」があります。日本初15階建ての高層住宅で1000戸を超える住宅に、スーパーやレストラン、プールなどが一体的に建設されたまさに”昭和の巨大団地”です。
この又穂団地の解体工事が現在進んでいます。
上は敷地の東側からの写真です。建物を覆う白のパネルが延々と続いています。ここからみると改めて団地のスケールの大きさを痛感します。
上は敷地北側からの写真です。こちらの棟はまだシートはかけられておらず、”ありし日”の団地の姿を確認することができます。かなり年季の入ったレトロな建物です。
総戸数1044戸の又穂団地ですが、耐震上の問題などもあり2007年12月以降は新たな入居は禁止されていたようで、2017年には入居戸数が300戸を下回るまでに減少していたようです。
その後URは総戸数353戸の「アーバンラフレ庄内通」を完成させました。
「アーバンラフレ庄内通」は、去年(2021年)春に入居開始となり、旧「又穂団地」に住んでいた住民の移転を進めるなどした上で、旧「又穂団地」の解体が始まったようです。
団地の解体後の再開発の詳細な情報は現状ありませんが、解体後は土地の所有者である名鉄に戻されるようです。地下鉄鶴舞線沿線の広大な土地だけにどのような跡地利用がされるのか?今後の動向に注目したいです。
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