滑り出しは順調!?・・・丸栄跡地の商業施設「マルエイガレリア」オープン
栄の中心部。2018年6月に閉店した老舗百貨店の丸栄跡地で建設されていた商業施設「マルエイガレリア」が3月31日にオープンし、連日、大勢の人で賑わっています。
地上3階建て、36店舗が出店する”食”を中心とした商業施設です。当初は21年春に開業予定でしたが2度に亘り工事の遅れが発表され、この3月31日におよそ1年遅れでオープンしました。
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撮影したのはオープンから2回目の土曜日となる4月9日。まん延防止措置が開けていることもあり、施設は大勢の人で賑わっていました。栄にもようやくかつでの賑わいが戻ってきました。
一階には丸栄の新業態レストラン「KW THE KITCN WONDERLAND(KWザキッチンワンダーランド)」や、東海地区初出店の自然派高級スーパーのパントリーなど14店が出店しています。「KW THE KITCN WONDERLAND(KWザキッチンワンダーランド)」の店内はベーカリー、スイーツ、デリの3つのエリアに分かれていて、ティラミスを自分でカスタマイズできることなどが話題です。
2階はすべて「無印良品」のマルエイガレリア店です。広い専有面積に様々な商品が並んでいます。
3Fはレストランフロアになります。11店舗が出店する見込みですが、現在はまだオープンしておりません。オープンは5月26日。3Fがオープンすれば、さらに多くの人で賑わう施設になりそうです。
建物の西側には巨大なデジタルサイネージが設置されています。撮影時には花びらが舞う映像が流されていて、街を華やかに彩っていました。丸栄閉店後に途絶えていた周囲の賑わいが完全に戻ってきたように思います。
ただ忘れてはいけないのは、「マルエイガレリア」はあくまでも暫定施設。丸栄跡地を巡っては、丸栄の親会社である興和が、広小路を挟んだ向かいの敷地と一体開発する方針を明らかにしています。向かいのブロックは、同じく興和グループが所有する栄町ビル(旧国際ホテル)や、ニューサカエビルなどがありますが、一部の再開発用地で別の地権者との交渉が難航しているようで、計画が暗礁に乗り上げています。
栄町ビルは去年(2021年)9月に閉館して以降、現状、動きがありません。再開発の動きが頓挫するのではないかと不安になりますが、実現すれば栄地区最大級の再開発になることは間違いないだけに、長い目で今後の動向を見守りたいです。
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