名駅から市内東部・南部地区とのアクセスが飛躍的に上昇・・・「名古屋高速新洲崎出入口」建設へ 2021年10月
名古屋高速の都心環状線と2号東山線が交差する「新洲崎ジャンクション」で新たに出入口の建設の建設が予定されています。
現在は名古屋駅の東から市内の東部地域に向かうときには、錦通り沿いの「錦橋インター」から都心環状線の北側半分を半周し、丸田町ジャンクションから東山2号線に入るか、一旦、駅の西側の黄金出入口に向かい2号線に乗るしかありませんでした。また、市の南部、4号東海線から名駅に向かう車は、錦橋出口で一旦、駅と反対方向になる錦橋出口を利用するしかありませんでした。新洲崎出入口の完成でこうしたアクセスが飛躍的に向上することになります。
さらに名古屋高速では丸田町ジャンクションの南渡り線の整備も決まっています。南渡り線の整備も完成すれば、名駅からからセントレアへのアクセスも飛躍的に向上します。
名古屋高速丸田町JCT南渡り線の整備についてはこちら
黒川にある名古屋高速のネックスプラザには、新洲崎出入口の完成模型が展示されています。
写真左上からジャンクションの方向に斜めに伸びているのが新しくつくられる「新洲崎出入口」です。
現地ではすでに工事が始まっています。ただ本格的な工事に入る前の地下埋設物の移設の工事のようです。
2013年の4号東海線の開通で全線開通となった名古屋高速。全線開通以降は大きな建設工事もありませんでしたが、新洲崎出入口、丸田町ジャンクションのほかにも、栄出入口の建設や黄金出入口の反対側出入口の新設などが事業化されていてグレードアップに向けた建設工事が続けられます。総事業費は1兆7,000億円。これまで順調に経営が続けられていて償還準備金は7,450億円まで積み上がっていて、”無借金”に向けて残り1兆を切っています。全線開通以降、”守り”の経営を続けてきたこともあり、資金的にもかなり余裕が生まれてきています。今後、少しずつでもグレードアップに向けた投資を続け、より利便性の高い高速道路になってほしいものです。