大規模再開発の影で・・・中規模開発も続々 2021年9月
名古屋市内の大規模再開発を中心に取り上げている同ブログですが、こうした大規模再開発の影で、多くの中規模な再開発も確実に進行しています。今回はその一部をお伝えします。
まずは中区錦一丁目。伏見通りの一本東の御園通り沿いで建設中の「伏見フロントビル」です。左右を名商大伏見キャンパスに挟まれた狭い敷地で躯体が伸びてきています。
写真奥はこの地区のランドマーク「グランドメゾン御園座タワー」です。「伏見フロントビル」は地上10階建て、高さ38.95メートルのオフィスビル。細長くスタイリッシュなビルです。
開発を進めているのは愛知県東浦町の「前田紡績」という会社です。創業時点は”紡績”会社だったようですが、現在は、不動産賃貸業の会社のようで愛知県を中心に数多くのオフィスビルや商業ビルを所有している会社のようです。
一方、大規模な再開発が目白押しの名駅周辺でも、西口で中規模再開発が進められています。
「(仮称)中村区則武一丁目プロジェクト」。「三井住友ファイナンス&リース株式会社」が100%出資する「SMLFみらいパートナーズ」が建設するオフィスビルです。地上10階、地下1階建て、高さ36.76メートル。躯体は一部で、最上階まで達しています。
現場に設置されている囲いには、完成予想図も描かれています。完成予定はちょうど半年後の2022年3月末の予定です。
名駅地区や栄地区など大規模再開発にどうしても目が行きますが、市の中心部では、こうした中規模開発もあちこちで進んでいます。都市の”厚み”を増す意味でも、大規模開発とともにこうした中規模開発が今後も活発に行われていくことを願いたいです。