ホテル名は超高級ブランド「エスパシオ」に 「ホテルナゴヤキャッスル建て替え工事」2021年9月
名古屋城のお堀端で建替え工事が進んでいる高級老舗ホテル「ホテルナゴヤキャッスル」。前回投稿から約1か月が経ちました。依然、旧ホテルの解体工事が進んでいます。
解体工事は終盤に差し掛かっています。様々な歴史のある名古屋の老舗ホテルが、いとも簡単に解体される様子は一抹の郷愁を感じます。
ホテルナゴヤキャッスルの前回投稿はこちら
名古屋城のお堀、名駅の超高層ビルとの共演です。ナゴヤキャッスルホテルがそびえていたときは、ここまでお堀端から超高層ビル街の全体を見ることができなかった気がします。
敷地の西側。堀川を挟んだ向かい側から。堀川沿いに廃墟があるようにもみえ、名古屋市内であることを忘れるような光景です。
現場には新たに新ホテルの建設予定看板も掲げられていました。それによりますと、新ホテルは地上11階、地下2階建て。高さ45メートルになるようです。延べ面積は43,700㎡。現場には多少わかりづらいものの完成イメージが掲げられていました。
お城をイメージしたような和風の外観になるようです。ホテル名は「(仮称)エスパシオ ナゴヤキャッスル」となっていました。”エスパシオ”は、ナゴヤキャッスルの大株主「興和」グループが、2019年にハワイのワイキキにオープンしたホテルのブランドです。日本円で一泊50万円程度ですから、”超高級路線”のホテルです。この超高級ホテルのブランドが逆輸入される形で、新ホテルに冠されることになります。建て替えにより建物自体のボリュームはほぼ変わりませんが、客室数は旧ホテルの195室から120室程度と4割程度減る予定で、ほとんどがスウィートルームになる予定だということです。
新ホテルの完成は2024年度。今年(2021年)7月には、同じく興和グループが運営する「名古屋観光ホテル」と事業統合され、今後、興和が100%を出資する完全子会社「エスパシオエンタープライズ」のもとで運営されるということです。
都市規模のわりに高級ホテルが少ないことが指摘されてきた名古屋市。こうした超高級路線のホテルが軌道に乗れば、新たな市場開拓にもつながる気がします。どのようなホテルになるのか?完成が楽しみです。
旧ナゴヤキャッスル解体工事のその後についてはこちら