巨大ビルが次々と解体・・・「リニア中央新幹線名古屋駅」建設工事 2021年8月
全国屈指の超高層ビル街が広がる名古屋駅東口。その一角で、リニア中央新幹線の名古屋駅建設に向け、いくつもの巨大ビルの解体工事が進んでいます。
リニア中央新幹線の名古屋駅は、地下30メートルから40メートルのところに現在の名古屋駅の垂直方向に、1キロに亘って建設されます。
このため工事は駅の東口(桜通口)と西口(太閤通口、新幹線口)の双方の広い範囲で、建設工事が進められています。本稿ではこのうち東口の工事の進捗状況を2ヶ月半ぶりにみていきます。
リニア名古屋駅(東口)建設状況についてはこちら
敷地内にあった3棟の名古屋ダイヤビルは解体真っ盛りです。何台ものショベルカーが稼働しているのを確認できます。
名古屋ダイヤビル1号館~3号館の解体についてはこちら
北側では去年(2020年)8月末に閉館した旧モンブランホテル名古屋駅前の解体工事がいよいよ本格的にはじまったようです。こちらでも2台のショベルカーが稼働し、建物の取りこわし作業が進んでいるのがわかります。モンブランホテルは現在、移転後のホテルを建築中。年末のリニューアルオープンに向け仕上げの段階に入っています。
モンブランホテルラフィネ名古屋駅前の建設状況はこちら
東口でもっとも早く解体が進んでいた「東洋ビル」の跡地は終了していて、すでに更地が広がっています。
解体直前の東洋ビル(2019年7月)の様子はこちら
改めて全体を俯瞰します。これだけ多くの大規模ビルが解体されているのは、日本全国を探しても、ここ以外にあまりないのではないのではないでしょうか?JR東海という一民間事業とはいえ、リニア新幹線が国家的プロジェクトであることを改めて認識させられます。大井川の水資源問題で2027年の開業予定が遅れる可能性が高くなっていますが、リニア新幹線が日本の国土軸を貫く未来が訪れる日がくるのが楽しみです。
リニア名古屋駅(東口)工事のその後についてはこちら