栄の中心部。2018年6月に閉店した丸栄跡地。建物の解体後、現場では目に見える形での変化を伺うことができませんでしたが、ここに来て、ようやく動きが出てきました。
コロナの影響などで何度も計画が遅れている丸栄の跡地開発計画。20日ほど前の前回投稿時になっても躯体が上がって来ず、計画がさらに遅れているのではないかと心配しましたが、杞憂だったようです。
丸栄跡地 商業施設建設の前回投稿はこちら
とうとう躯体工事に入ったのを確認できました。丸栄の跡地を巡っては親会社の興和が、広小路を挟んだ北向かいのブロックと一体開発する構想を明らかにしていますが、北向かいのブロックで一部地権者との交渉が落ち着いておらず、丸栄跡地では当面の間、食をテーマにした商業施設が暫定でつくられます。暫定の商業施設は3階建て。骨組みはごく一部ではあるものの2階まで伸びているのを確認できます。紆余曲折の多い開発計画ですがとりあえず前進しているようです。暫定施設の完成は2022年2月の予定です。
ただ気になるのは、暗礁に乗り上げている一体開発の見通しです。これまで一部地権者との用地買収交渉で難航しているとともに興和所有の「栄町ビル」(旧国際ホテル)でも、立ち退きを巡りテナントと揉め裁判沙汰になっていることが伝えられています。
国際ホテルが9月閉店した後、当初はビルは先月(3月)から解体が始まる予定でしたが、4月に入ってからもビル内で一部店舗が営業を続けています。おそらく話し合いが解決していないのではないでしょうか?
一体開発に向けてはまだ越えなければならないハードルがたくさんあるのかもしれませんが、実現すれば現在動き出している栄地区の再開発を凌駕する再開発になるのではないかと思われます。
遅々として思うように進んでいないのは、もどかしいですが、一つずつ課題を解決をしてなんとか実現に結びつけてほしいです。
丸栄跡地再開発のその後についてはこちら