都心の空白地 神明小学校跡地開発の検討状況 2021年4月
中村区名駅三丁目。名古屋駅から北東におよそ300メートル行ったところにある旧新名小学校。都心の一等地にあるこの土地で再開発計画が動き出しています。
新明小学校は終戦直後の1946年(昭和21年)創設。開校直後は1200人を越える児童数がいましたが、ドーナツ化現象と少子化の影響で徐々に減少。1997年には100人を下回る95人に減っていたようです(wikipediaより)。その後、六反小学校と合併して笹島小学校になり、神明小学校は2009年に廃校となりました。
廃校から12年が経ちましたが、現在、手つかずのまま残されています。場所はリニア名古屋駅のす近くのため、名古屋市は去年(2020年)、跡地の西半分をリニア建設工事に伴う代替地として、三菱倉庫(東京都中央区)、太陽生命(東京都中央区)、NNP興産(名古屋中村区)の3社に売却したことを発表しました。
依然名古屋市が所有している用地の東側には現在、地域住民が使用するコミュニティセンターとして使用されていますが、構想では今後、現在名古屋市が所有している用地も含め、3社と名古屋市が共同で一体開発をして複合ビルを建設するようです。ビルにはオフィスだけでなく図書館や屋上グランド、備蓄倉庫、コミュニティーセンターなどの市の施設も入るということです。
敷地面積は全体で5,000㎡。そこそこ大きな再開発ができそうな面積です。今後は地域住民らの説明を重ねていくなどして構想を具体化していくということです。建設計画などの詳細もまだ明らかになっていませんが、どんな再開発になるか楽しみです。