名古屋駅東口駅前の名物ビル「大名古屋ビルヂング」の商業施設「大名古屋ビルShop&Restaurants」が、今月(4月)28日より大規模リニューアルすることが発表されました。
「大名古屋ビルShop&Restaurants」は、地上3階~地下1階の4フロアにわたってつくられている商業施設です。5年前の開業当時、売り場面積の4分の1は、伊勢丹が運営する「イセタンハウス」が入っていましたが、思うように売り上げが見込めず、去年(2020年)8月末に撤退していて、閑散としていました。
リニューアルでは、地下1階を中心に飲食店や食品販売店などが集結した「大名古屋マルシェ」を展開。ドイツ製法のハム・ソーセージ専門店「メツゲライ・イノウエ」、おはぎ・和スィーツを販売する「OHAGI3(おはぎさん)」など地元の名店から、アートキャンディ専門店の「パパブブレ」、鎌倉発のアップルパイ専門店「あっぷるぱい孝太郎」など東海初登場の店舗などバラエティに富んだ19店が出店します。
地下1階には、テイクアウトの商品をその場で食べられる休憩エリアも設置される予定です。
また6月には新たな核店舗として、ジェイアール東海タカシマヤの高級時計ゾーンが拡大移転した「ジェイアール名古屋タカシマヤウォッチゾーン」も進出する予定。高級時計としては総ブランド数90ブランドを取りそろえた日本最大級の時計ゾーンができます。
この他にもファッションや雑貨など様々な店舗が出店する予定です。リニアの開業に向け、名古屋駅の東口ではシンボルの「飛翔」を撤去し、駅前広場を再整備する計画があります。
「飛翔」撤去と駅前広場再整備についてはこちら
駅前広場の再整備により、駅前の歩道が現在のロータリーの真ん中ほどまで広がります。これにより駅前の回遊性の向上が期待でき、特に名駅通りを渡った向かい側にある大名古屋ビルヂンクへの回遊性は一気に高まると思われます。
華々しくオープンしながら、5年も満たずに核店舗が撤退し、つまづいてしまった「大名古屋ビルヂング」ですが、今後、大きく飛躍することが期待できそうです。