名古屋城のお堀沿い。名古屋を代表する老舗高級ホテルの「ナゴヤキャッスル」。老朽化による建て替えのため昨年(2020年)9月末に閉館しましたが、旧館の建て替え工事が本格化しているようです。
昨年(2020年末)からはじまった解体工事。建物全体に白いパネルが覆われはじめました。
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建物の高さはそんなに高くないものの横幅は100メートルほどある同ホテル。改めてそのスケールに威圧されます。
都心近くであるにも関わらず、名古屋のお堀端にあるためか、周辺はかなりゆっくりした時間が流れているように感じます。
建て替え工事は2024年度まで。新ホテルの概要は発表されていませんが、客室数を旧ホテルの195室から4割程度の120室に削減し、大半をスイートルームにした超高級ホテルに生まれ変わるということです。ナゴヤキャッスルの親会社は、地元主力財閥の興和。興和はハワイのワイキキに一泊50万円以上の最高級ホテル「エスパシオ・ザ・ジュエル・オブ・ワイキキ」を運営しており、今回建設される新ホテルも”エスパシオ”ブランドとなる可能性もあるということです。
名古屋城が目の前に見える眺望が特長で、高度経済成長期の1969年の開業以降、多くの国内外の要人も利用した名古屋市内随一の老舗ホテルが解体されるのは一抹の寂しさがありますが、一方で、建て替え後の新しいホテルがどのようなものになるのか楽しみです。
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