駅前の回遊性向上へ 名駅モニュメント「飛翔」撤去へ
JR名古屋駅の桜通口(東口)を降りてすぐに目に飛び込んでくるモニュメント「飛翔」。名古屋の玄関口に設置されている名古屋のシンボルの一つです。この「飛翔」が、来月(2021年3月)を最後に撤去されることが決まっています。
高さ23メートル、底面の直径21メートル。周囲が超高層ビル街ならなのか、あまり感じませんでしたが、想像してた以上に大きなオブジェクトです。「飛翔」は名古屋市の市政100周年にあたる1989年。地下鉄桜通線の開通に伴う名古屋駅前のロータリー整備の一貫としてつくられました。
今回の撤去はリニアの開業に向けて、名古屋駅前が再整備されるのにあわせて行われます。
再整備では現在ロータリー型の駅前をY字型に。タクシーと一般車の乗降場がくっきり分けられて混雑解消を目指すとともに、駅前広場を今のロータリーの中心のあたりまで、駅前広場が設置される予定です。
広い駅前広場の設置で、駅前の回遊性が飛躍的に伸びることが期待されるということです。イメージ図をみる限り、渋谷駅前のスクランブル交差点に似たイメージとなるのではないでしょうか?
「飛翔」は撤去後「ささしまライブ24」に移設されるようです。30年以上、名駅の”顔”であった「飛翔」が撤去されるのには、一抹のさみしさがありますが、新たな時代に向け大きく飛躍しようとしている名駅の今後が楽しみです。
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