「千種区役所」老朽化で建て替えへ
市内東部の副都心で繁華街が広がる「今池」、住宅地として人気が高い「池下」や「覚王山」。さらに名古屋大学などの大学も多く文教地区など、さまざまな顔を持つ千種区。人口も16万5,884人(2021年1月1日現在)と、緑区(24万8,299人)、中川区(21万9,966人)、守山区(17万6,904人)に次いで四番目で、市内でも大きなプレゼンスをもっています。その千種区の行政の拠点「千種区役所」が、老朽化のため建て替えられることが決まっています。
現在の千種区役所は1970年(昭和45年)に竣工。すでに50年の月日が経っています。現庁舎の場所が地下鉄「池下駅」降りてすぐのところにあり、交通の利便性が高いことなどから、名古屋市では現庁舎の場所に新しい庁舎を建て替える計画を立てています。計画では、2022年度までに新庁舎の基本設計と、仮庁舎の建設を同時並行で行い(仮庁舎は区東部の「東星ふれあい広場」)、区の業務を仮庁舎に移転させた後、2023年度~2024年度にかけて旧庁舎を解体。2025年度~2027年度にかけて、新庁舎の建設工事を行う予定です。
現区役所は地上12階、地下3階。地下3階~地上3階まで区役所などが入り、4階から12階はURの賃貸住宅となっています。新庁舎は地上20階、地下1階。地下1階~地上9階まで区役所などが入り、11階から20階までURの賃貸住宅となる予定。建て替えにより、建物が高層化されることになります。
市内の区役所をめぐっては、中村区役所が2022年に向けて新庁舎の建設をしています。市内の区役所は、そのほとんどが老朽化していると言っても過言ではありません。今後、順番に建て替えられていくのが楽しみです。
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