中区栄一丁目。地下鉄「伏見駅」の南西ブロック。都心の一角に突然広大な”空き地”が出現しました。
広大な空き地が出現しているのは、名古屋ヒルトンの東。2019年4月に移転したミリオン座の建物や、若い女性がタンクトップとホットパンツというチアリーダーコスチュームで接客することで一時話題となった「HOOTERS」の名古屋店などが入っていた商業ビルが一挙に解体されています。
余談ですがHOOTERSは2010年に日本発上陸し、2016年に名古屋店がオープンしていました。日本の店舗についてはエッチジェー(東京都新宿区)という会社がアメリカのフーターズとフランチャイズ契約をして運営を行ってきましたが無理な拡大路線がたたり2019年に破産。愛知県刈谷市が本社の豊田産業グループの傘下に入り経営の再建が進められています。2019年に名古屋店が閉店後、今回のビル解体を受けて2019年いっぱいで閉店しております。愛知県の会社が再建を進めているだけに、体勢を立て直しまた名古屋での再出店を目指してほしいです。
若干、話が横にそれて申し訳ありませんが、伏見に出現したこの“広大の空き地“の跡地利用についての詳細はわかりません。現地は一部広小路通りに面していますが、広小路通り沿いには「(仮称)伏見西貸店舗新築工事」の看板が掲げられています。建築主は名古屋のエンターテイメントをリードしてきたヘラルドグループの流れをくむ不動産管理会社「Belle Herald」。ただ、工事期間は半年ほどで、あまり大規模な建物にはならない気がします。小規模な貸店舗が建設されることで終わるのかもしれませんが、立地のよさや、敷地の広さなどを考慮すると経済合理性の観点からいってもあまりにももったいない気がします。今回、貸店舗が建設されるのは敷地のごく一部なのか?はたまたもっと大規模な開発をするための暫定施設なのか?いずれにしても今後の動向に注目したいです。
伏見 広大な”更地”のその後についてはこちら
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