名古屋駅から北に徒歩8分。西区那古野町にあり、2015年に閉校した「那古野小学校」。
この都心の廃校小学校に2019年10月末に、新たな息吹きが吹き込まれました。
「なごのキャンパス」
廃校校舎を利用した施設でベンチャー企業の拠点として、スタートアップ企業が集います。ミッドランドスクエアなどを所有するトヨタグループの東和不動産が主体となり、名古屋商工会議所なども事業に参画しており、ベンチャー企業18社が入居して10月28日にスタートを切りました。
入居企業はAI関連や、自動運転システム、バイオ関連や医療器具関連など実に様々です。
自動車産業を中心に「ものづくりの拠点」という大きな強みがある名古屋は、他の地方都市と比較しても”元気な街”というのは紛れもない事実です。ただ、裏を返せば「自動車産業を中心にしたものづくり」以外の強みがなく、街に”奥深さ”のようなものがないのも、これまた事実と言わざるをえません。
「次の100年を育てる学校」をコンセプトに始動した「なごのキャンパス」。一つでも多くの企業がここで大きく育ち、未来の名古屋のキープレイヤーになることを期待したいです。