2027年に開業予定のリニア新幹線の名古屋駅は、地下30メートルの深さに現在の名古屋駅の垂直方向にホームが整備される形となります。
駅の建設には、地上から穴を掘ることが不可欠。このため名古屋駅の東西にわたる駅の予定地をJR東海が次々に買収しています。昨年末、JRはこの買収が1~2年遅れる見通しであることを発表しています。
リニア名古屋駅用地の買収の遅れについてはこちら
ただ買収の遅れによる開業の遅れはないとのこと。このぐらいの遅れは折り込み済みだったのではないでしょうか?
それよりもリニアの開業時期に影響を与える危険性があるのは、いまだ静岡県との議論が並行線の大井川水源問題です。こちらも2027年の開業に影響を及ぼすものではないのかもしれませんが、素人目にみるとこのままの状態が続くと、本当に開業に遅れが生じる可能性もあるのでは?と心配になります。
話が若干それましたが、今回はリニア名古屋駅の建設用地買収の話。大方の予想では地権者が入り組んでいる駅の西側の買収が難航すると思われていましたが、意外と東側の方が買収に難航しているという報道を散見します。
そんな中、駅前の東洋ビルの解体がはじまっているほか、東洋ビルのさらに東側のモンブランホテルも新築移転が決まったようで、東側でも用地買収がここにきて着実にすすんでいることが伺えます。
東洋ビルの解体工事についてはこちら
モンブランホテルの移転先は、現在の場所から少し北に行ったところ。新しいモンブランホテルは、地上18階建て、高さ66.93メートル。現在よりグレードアップすることになりそうです。
リニア開業をまえに名駅地区は、今後も目まぐるしく変貌しそうです。
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