父信秀の葬儀で、位牌に抹香を投げつけそのまま立ち去った。「うつけ者」を象徴する若き信長のエピソードとして、歴史ファンにとっては、あまりに有名だと思います。しかしこの「抹香投げつけ事件」の舞台がどこなのか?ご存知の方は少ないのではないでしょうか?
中区大須3丁目。大須の商店街のど真ん中にある「萬松寺(万松寺)」。
名古屋市民の方には、馴染みの深いお寺の一つです。ただこの寺が「抹香投げつけ事件」の舞台だと知っている名古屋市民も少ないのではないかと思います。
寺では2時間おきにからくり人形も出現し「抹香投げつけ事件」などが上映されます。
とかく「見るところがない」「遊ぶところがない」などと言われ魅力がない街との印象がある名古屋市ですが、市内にはこの他にも、知られざる「観光資源」がたくさん眠っています。こうした貴重な「観光資源」があるにもかかわらず、アピール不足で十分生かしていないのが実情なのではないでしょうか?
大須にお越しの際は、萬松寺(万松寺)に立ち寄って、戦国の世に思いを馳せるのはいかがでしょうか?